個別化・個性化

子供が自ら学びたくなった理科の授業

私が前原小学校で挑戦をしていることの1つに、公立小の理科の授業で「知識を応用する力をどれくらい育めるのか?」があります。

その挑戦の中で、
「子供たちはこういう時に自ら学びたくなるんだな」というエピソードがあったのでご紹介します

 

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現役CEO教師が気づいた “これからの先生に求められる力”

一昨日、5年生理科(3クラス)を担当している小金井市立前原小学校の2学期が終わりました。

(T1なので)1学期同様に成績もつけました。

経営をしながら教員をやるのは大変ですがやりがいはありますし、思った以上にいろんな気づきを得ています。学校の中に入らなければ気づけなかったことがたくさん。これらは私にとっても経営にとっても貴重な財産になりそうです。

今日はこの気づきの中で、「時代によって変わった先生の役割」について、備忘録も兼ねて書いていこうと思います。
※公立小での勤務経験が1年にも満たない私の個人的な解釈です。

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6年生理科×プログラミング教育の授業公開@前原小学校

6年生理科単元「人の体のつくりとはたらき」×「プログラミング教育」の授業公開が、昨日小金井市立前原小学校で開催されました。

前原小、東京学芸大学の加藤直樹准教授、CA Tech Kids社、アーテック社による共同プロジェクト。

いつもの理科室が乗車率100%を超える状態で、熱気?が充満するなかでの授業公開でした。


授業は「脈拍数が100を超えたらアラートするプログラムをつくる」というもので、
子供達が個別または協働で主体的につくる授業設計に。

子供達は楽しみながらプログラムづくりに挑戦していました。

簡易的につくったウソ発見機では笑いが連発

まだまだ教科教育の授業としては課題が残る点もあり、質疑応答では賛否出ていましたが、
2020年の必修化に向けてどこもHOWを見出せていない状況において、いまは様々な切り口で挑戦すべき段階と考えると、
果敢に挑戦する松田校長には敬服します。

この授業公開に向けて松田校長は、
「準備・機材の設定まで担任に任せるわけにはいかないからオレがやる」とコツコツ準備に取り組んでいました。

ふと校長室をのぞいてみるとこんな感じ。

ICT教育の課題の1つですが、ソフトのダウンロードや機材の設定、バグチェックなどかなり時間がかかるのです。

校長室で準備をしている松田校長

夜の関係者懇親会(飲み会)は大盛り上がりw
達成感と反省と次への改善を誓って奮起していました。
(ここでは書けないようなお話もいくつか・・苦笑)

今回のプロジェクトにはSTEMONはかかわっていないのが残念ですが、
2学期には私も前原小学校の理科講師兼STEMONの代表として5年生理科×プログラミングで研究事例を公開していく予定です。

「教科教育」×「プログラミング教育」×「主体的・対話的かつ深い学び」の3つを叶える授業づくりに挑戦していきます!

みなさんおつかれさまでした!!

現役CEO教師日記:転機が訪れるまでの、はじめの1ヶ月

小金井市立前原小学校での教員生活が1ヶ月ほど経ちました。
学校での過ごし方もだいぶわかってきましたし、会社経営とのバランスの取り方も慣れてきました。

午前中は小学5年生とメダカの観察をし、午後はみなとみらいへ移動して某外資系コンサルの方と打ち合わせ。
ユニークな時期を過ごしています。

授業の進め方についても、いろいろ模索しながら学びが多い日々です。

授業のスタイルについては、はじめは冒険しないでスタートしようと考えていました。

教員免許を持ってるし、ステモンで3年間授業をしてきたし、愛和小学校では50時間くらいプログラミング教育をやってきたけど、
公立小学校での教科教育ははじめてです。

そんな私がはじめから「学び合いだー」「探究型だー」「反転授業だー」と実践していくのはまずい気がするのです。
自分では認識できていないけど重要なことを見落とす気がしています。

まずは基本をしっかりおさえねば。
子供達にも迷惑をかけられない責任があります。

ということで、この1ヶ月間は教員向けの指導書をじっくり読み込み、基本的にはそれに沿って授業をやりました。

指導書に沿って授業。みんなしっかり話を聞いてくれます。よくある授業風景。

webマーケのABテストを紹介してから実験。前原の5年生はABテストという実験名が浸透

指導書通りの授業をやった感想。

これは冒険をする気になれない・・・

です。

多少は、
「こういう伝え方をしたほうが興味を持ってもらえるかな」
といった工夫をしますが、

基本的な構成や学ぶ内容は指導書とおりに進めます。
時には、「板書事例」もまったく同じにして。

普段プログラミング教育やSTEM教育の授業をしているとはいえ、
小学校での授業経験が乏しい私でも、指導書に沿って授業をすればまずまずのクオリティが出せるのだと感じました。

そして、指導書はテストにも準拠してつくられているので評価がしやすい。(これは非常に大きい)

私は理科講師としての勤務なので、理科だけやれば良いですが、
国語や算数や社会や体育や総合などなどが毎日ある担任の先生は、
1つ1つの授業準備にそこまで時間をかけるわけにはいかないでしょう。

そうなると、
よく作られている指導書をベースにやるのが”先生にも児童にもベターだよね”となるのだと思います。

それの何が悪いか? 悪いことはないんです。
教科書も指導書も大変よくつくられているのです。

かくいう私も、”1年間ずっと指導書通りにやって終わっちゃうかも” と頭をよぎりました。

民間から来た教師として教科書にとらわれない新しい挑戦をしたい! と意気込んでいるわけですが、
そんな私でも、冒険をする気持ちになりにくいのです。

それくらい、教科教育における構成や学びのねらい、そしてテスト&評価というパッケージがよくできてるのだと感じました。

ただやはり、良い学びとは言い難い。
私の技量もあるかと思いますが、先生が児童に一方的に伝える時間が多い。

“先生と児童”という強烈な関係性があるので子供達は先生の話を聞いてくれるし、
指示をすれば、みんな真面目だからしっかり動いてくれます。

でも、子供達が積極的に学んでいる感が弱い。
用意されたものを覚えている場という印象。

ステモンを比べるとそれを顕著に感じます。
そのうち、『はいはい先生、次はそれをやればいいんですね。』という心の声が聞こえてきそうです。

今はまだよいのです。
「あの人、社長らしいぜ」と興味を持ってくれるアドバンテージがあって、
会社経営や人材育成、マーケティングを例に話すと「へー」と聞いてくれる。

でも、このままでは私も児童も1年持たないな、と感じました。

授業のやり方変えていかねばと思っていたときに、それは起こりました。
教員中村の1回目の転機です。

担任の石井先生が目の前で見せてくれた授業。
子供たちの動きや表情や発言がガラッと変わり、『魔法か!』 というものでした。

ここから、
現役CEO教師中村の「STEM教育×学び合い」、「STEM教育×個性化・個別化」への挑戦がはじまるのでした。